コトの発端。

プロジェクトメンバーは、京都造形芸術大学 芸術学部 通信教育部の学生・卒業生で構成されています。元来社会人として活動している私たちが大学の門を叩き、もう一度学び得た経験と意義を形にするため、デザインチームとして活動をはじめました。

主な活動目的は「伝統を理解しリデザインする」こと。「○○らしさ」を定義すること。

このため、私たちのチームは歴史調査を筆頭に、次世代へ繋ぐためのプロダクツデザイン計画、グラフィックデザイン計画を内包する形で構成されています。

伝統を理解することは「従来の方式にとらわれない」コト。

私たちの行動原点に「市之倉焼」が含まれます。

市之倉は土を大切にした小物陶器に染め付けをして付加価値の高い品物を作ることに長けていました。現在でも全国杯生産シェアの約50%を持っており、多くの窯元が生産を続けています。しかし他地域の伝統工業と同様、染め付けの後継者はいなくなりつつあります。

このような現実の中、メンバーの一人は市之倉染付陶器の陶工とし、後継者に名乗りを上げ、市之倉発展に向けて活動を行なっております。小物陶器で培われた技術と共に、未来に向けた「新しい市之倉印の品物」の創造と、従来の方式に縛られない「焼き物のまち市之倉」の発展への思いを形にする協力を行なっていきます。

「陶器×○○」というスタンス

市之倉を含む美濃の製陶は素地成型と染付工程の両方を行います。他地域では素地成型はせず、多くは染付工程のみです。製陶には粘土の練り、轆轤(ろくろ)引き、削り、素焼き、絵付けなどの技能が必要です。加えて素地成型を行うリスクに、乾燥・素焼き工程での割れ、変形などが考えられます。このため成型工程で歩留まりを少なくするため、温度・湿度・粘土質や厚みなどの組み合わせが必要となります。美濃には素地成型工程を長年続けた結果、様々なノウハウが蓄積しており、あらゆるニーズに応えられる体制が整っています。

この強みを活かし、素地成形工程から絵付工程まで自由に組み合わせたプロダクツ計画の中に「陶器部品」を織り交ぜるといった設計が可能となります。また、絵付け工程の技能を活かしたパッケージデザインにも挑戦していきます。

私たちの強みはこの陶器部品を自由自在にコントロールできるところにあります。各地域の伝統的工芸品とのコラボレートにより、より新しく、高い文化価値を創造する可能性を感じて頂きたいのです。

イツノクラ・プロジェクトの仲間達

歴史調査/マネジメント担当
青山信子(愛知)
元大手陶器・自動車部品メーカー情担・卒業後専門コース再入学・在学生


ディレクション/企画・デザイン担当
伊藤昌輝(石川)
和雪庵・デザイナー/在学生


作陶・絵付担当/一級陶磁器製造技能士(絵付け作業)
髙木満(岐阜)
まんまる工房/卒業生


装飾デザイン/各種制作担当
伊藤あすか(静岡)
コノハナデザイン・デザイナー/卒業生


イラスト・漫画制作/撮影担当
日比野友香(岐阜)
イラストレータ・カメラマン/在学生

代表拠点

加賀企画・デザイン室

石川県白山市博労1丁目90番地 和雪庵
※連絡はこちらで集中して承ります。

市之倉作陶室

岐阜県多治見市市之倉町2-156 まんまる工房