日本のお家芸「盆栽」

盆栽は小さな古木を世代を超えて維持する、日本のお家芸文化の一つです。
その発端は奈良時代にまで遡り、貴族や武家で親しまれてきましたが、江戸時代に庶民まで普及し、人気を博します。幕末の混乱から多くの銘木が失われたといわれていますが、明治に入ると政府や財閥の要人が幕末の混乱を生き残った銘木を引き継ぎ、育てていきます。昭和に入り、太平洋戦争でも多くの銘木が戦火で失われたり、世話ができず枯れてしまったりしましたが、戦後は時間に余裕のある熟年層によって再び盆栽ブームが起き、現代に至っています。最近では海外での人気が高く「BONSAI」と呼ばれ、日本の文化の一つとして親しまれていますが、日本では逆に高齢化によって盆栽園と呼ばれる盆栽の世話・育成・販売をしている業者が次々閉園に追い込まれています。

盆栽の楽しみ方をアップデートする試み

閉園が相次ぐ中、愛知県岡崎市の盆栽園「大樹園」四代目、鈴木卓也氏は若手の盆栽職人を育成し、海外での活動もアクティブにこなす自称異端児。彼が声掛け人となり、盆栽とは今まで縁のなかった人たちとの出会いを求め、盆栽の楽しさを広めると同時に、新しい価値観で盆栽を観賞する試みを始めたのが「盆(才)展」です。

「(才)」の文字が示すのは、さまざまな世界のアーティストが持つ“才能”や、自分の世界以外では“凡才”であるとの掛け合い、そして中央で交わることを表しています。

磁器創作盆栽鉢との共演(第一回目より)

会場は名古屋徳川園庭園

第一回目に引き続き、第二回目も名古屋徳川園で開催します。年間約32万人の来園者の中には外国人旅行者も多く、週末には多くの名古屋市民の方も訪れる市民の憩いの場であり、観光スポットです。なごや観光ルートバス「メグール」のルートにも組み込まれ、年間23万人の来館者が訪れる徳川美術館に隣接することもあり、日本文化に興味のある旅行者にとって、なごや観光時には外せないスポットとなっています。

第2回盆(才)展は2020年春開催

現在企画中ですが、開催日程だけは決定しています。

  • 2020年(令和2年)2月27日(木曜日)〜3月1日(日曜日)
  • 徳川園ガーデンレストランおよび庭園内

第2回は少しPOPアートとの融合を試みたいと考えています。

協力・協賛募集のお知らせ

盆(才)展では、盆栽文化を支えていただけるご協力者、盆(才)展を支えていただける協賛企業様を募集しています。